数字を表記する際、通常あなたは、
「1,000」と3桁で区切るかと思います。
会社などでは、大きな数字を扱う際、
「100千円」などの表現も見られます。
これも形を変えた、3桁区切りですね。
ところが、日本には実は、
「1,0000」といった4桁区切りが存在し、
小学校で習う場合があります。
私の調査ではものすごく少数派のようなので、
あなたは知らないかもしれません。
今日は、そんな桁数の不思議について書いていきます。
■小学校での教え方
私は神奈川県の小学校に行っていましたが、
そのときに、4桁で習ったと記憶しています。
小学生は学校、友達がすべてのコミュニティだったため、
4桁になんら疑問を抱きませんでした。
ちなみに4桁はこんな感じです。
一、1
万、1,0000
億、1,0000,0000
兆、1,0000,0000,0000
いかがでしょうか。
3桁に慣れている人からは、
なんだこれは?見たことがない?の意見が出てきそうです。
■アメリカではどうなのか。
そんな4桁の教育を受け、信じて疑うこともなかった私は、
アメリカに少々留学をしていた時期があります。
留学中に語学学校で選択制のクラスがあり、
正直なところ英語もよくわからなかったのですが、
友人がとるクラスを一緒に受けることにしました。
それは算数のクラスでした。
アメリカは、日本のように数学について中学校や高校であまり習わず、
短大(コミュニティ・カレッジ)に入ってから算数から
始める場合があるそうです。
英語も危ない状態ではありましたが、
算数であれば、数字を見ていればなんとなく、
先生の言っていることはわかりました。
そこで私はちょっとしたカルチャーショックを受けることになります。
アメリカは「3桁区切り」だったのです
こんな感じです
one、1
thousand、1,000
million、1,000,000
billion、1,000,000,000
当時は見慣れない数字にあせった記憶もありますが、
アメリカでの3桁表示は、よくよく考えればとてもわかり易いものでした。
理由としては、上記の数字を見ていただければわかりますが、
ゼロ3つごとに数字の表現が変わっていきます。
日本の場合では、4桁区切りで表現ができる万、億、兆と同じ考え方です。
そのため、大変読みやすいのです。
■なぜ日本は3桁なのか
日本での数字の読み方を3桁に区切ると、
一、1
千、1,000
百万、1,000,000
十億、1,000,000,000
このようになります。
とても不思議な感じがしませんか?
(3桁に慣れた方は普通だと思いますが・・)
私の個人的感想では、100万円以上がとても読みにくい。
なぜそこにカンマを入れた?と思ってしまいます。
しかし、冒頭でも書いたとおり、
日本ではこれが大多数の認識です。
なぜならば3桁は、
アメリカをはじめ、「世界の標準」だからです。
アメリカなどの3桁方式に日本が沿った形です。
アメリカを相手にビシネスを行う際に、
日本が4桁区切りで見積もりを提出したら、
アメリカ人はとても読みづらいでしょう。
そのため、日本においても基準を合わせているといった経緯です。
■まとめ
いかがでしたでしょうか。
国際標準ということで、4桁で教育を受けた私のような人も、
3桁に慣れておくのがいいかもしれません。
4桁区切りで意地を張って、
理解されないのも悲しいですしね。
日々仕事で3桁区切りの数字を見ていると、
私はだいぶ慣れてきました。
(地域差はあるかと思いますが)
小学校では現在は3桁で教えているようです。
いろいろな読み方、考え方があるという意味で、
4桁もなくならないで欲しいですね。
それではまた近いうちに。